千話一話物語

他人の不幸は蜜の味。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ブログ休止のお知らせ

千話一話物語は、休止します。
長い間ご愛読ありがとうございました。

再開は、早くて半年後です。
忘れた頃にまた遊びに来てください。

田中雅之
スポンサーサイト
  1. 2016/10/28(金) 01:00:00|
  2. 雑記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

第339話 大貧民

そう、今から19年ほど前は2人とも職が無い時期があった。
平日の昼間からよく英会話学校のロビーでトランプをしていた。
(大輔はその学校の生徒だが、俺は部外者)

大輔とトランプをやっていてもつまらない。
だって…、弱過ぎるんだもん。
2人でやると、あのババぬきでさえ24連敗するぐらいだ。

ありとあらゆるトランプゲームで俺に負け続ける大輔は、
こう言い出した。
「雅之さん、大貧民(大富豪)やろう!」

「いいけど、(頭を使うカードゲームでは)大輔が勝てる要素が一つも無いけど」

「いいや、今回は特別ルールでやる」

「特別ルール?」

「うん。ジョーカー抜きの52枚で勝負。ただし、カードは俺が配る」

大輔はそう言うと、カードを全部表向きにして、そのうち好きなカード26枚を自由に選び出そうとした。

「それ、切ってないじゃん(笑)」
と言うと、

「『切る』とは言ってない。『配る』と言ったんだ。俺が選んだ残りの札が雅之さんの札だ」

「ずるい!」
と思ったが、トランプが弱い大輔に1回ぐらい花を持たせてやってもいいかも?

大輔は、カードを選ぶ際に、「こっち見るなよ」と言って俺に背を向けたが、
最終的に俺に配られたカードに無いもの全てが大輔のものだから、
見なくても大輔の手札はわかる(笑)

※大貧民はローカルルールが多いので、ここの話は、一定のローカルルールを含めた独自のルールで行っているものとする。
(革命あり。階段あり。8切りなし。Jリターンなし。階段革命なし)



大輔はカード選びを慎重に行った。
一番気をつけなくてはいけないのが革命だ。

「何回革命されてもいい。とにかく一旦俺に手番が来たら間違いなく勝つ。すごく強いカード(2、A、K…)とすごく弱いカード(3、4)を全部俺が持っておけば大丈夫だ。雅之さんが最初に出す札で革命した場合は、一番強い札が3か4になる。そこで俺はパスをするんだ。そして革命が起きている状態で、次に雅之さんが同じ数字の3枚以下の札を出したら、3で切る。3を全部処分したあと、Qで革命を起こす。雅之さんは、Q以上の数字を持っていないから革命返しができない。そして全部強いカードを場に出し、最後に4で革命を起こせば、雅之さんは革命返しできない。最後に残った札を出して俺の勝ちだ。雅之さんが最初から6回連続革命したときは、最後の6回目で革命返しを行う。雅之さんの札は残り2枚だから、革命返しの革命返しはできない。今度は俺が革命返しを6連続で行い、最後に残った2枚を出せば勝てる」
大輔はそう思った。

大輔は、様々なパターンを考え、絶対に俺に勝てるようにカードを選んだ。
そこまですると、トランプゲームの醍醐味である「偶然性」は失われる気がするんだけど。
まあ、最初の1回だけ出してあとは全部大輔にやられるなぁ。
それでもいいか。

26枚のカードをまとめて手渡された。それを見て俺は愕然とした。
「史上最悪の手札だ」



「大輔。俺から始めていいんだよな?」

「もちろん」

「階段は、ありだよな」

「うん」

「じゃあ、始めるぜ!」



「スペードの5,6,7,8,9,10だ」
俺はいきなり同じスートを6枚出した。いわゆる階段だ。

「俺は最低札が6以上の同じスートを6枚出せばいいんだよな?」
と大輔。

「そうだよ」
と俺。

「スペードのJ、Q、K、A、2、3?あれ?」
と大輔。
他のスートも同様、6以上10以下は1枚も持っていないのだ。

「2と3はつなげないよ」
と笑いながら俺が言った。

「スペードのJ、Q、K、A、2までしか出せないのか。5枚じゃん」
と大輔。

「パスしろ!」
と俺。

「パス…」
悔しそうな大輔。

続けて俺は出した。
「ハートの5,6,7,8,9,10。クラブの5,6,7,8,9,10,J。ダイヤの5,6,7,8,9,10,J。はい終わり!」

(2016年10月28日初稿) 
  1. 2016/10/28(金) 00:00:00|
  2. 独身貴族
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

第338話 NO RIFLE,NO LIFE

アメリカ留学時代に、
同じ寮に住む、そんなに仲のいいわけでもないアメリカ人の男に
こう言われた。

「俺は、銃を(複数)コレクションしている。ただし、君を撃つことは無いけどね」
と。
「ひぇ~!!」と思った。

このセリフをどう解釈すればいいのだろう?3つほど考えてみた。

1. 単に銃をコレクションしていることを自慢。
2. 「俺を本気怒らせると、銃でおまえをぶっ殺すぞ」の意味。
3. 「俺はおまえを撃つ事は無いが、俺を怒らせたらどうなるかわかるだろう」の脅し。

そもそも銃は人を殺すための道具。
他に使い道はない。
護身用に持っていたとしても、
最終的には強盗を射殺することで護身するのだから、
人を殺す道具にはかわらない。

周囲が銃を所持しているから、
自分も持ってなきゃという気持ちはわかる。
アメリカというのは物騒な国だ。
憲法でも銃の所持を認めている。

ただ不適切なのは、それほどに親しくないヤツが、
こっちが聞いてもないのに「俺は銃を持っている」と余計な情報を俺にくれることだ。
彼を味方とも敵とも思っていなかったが、
すこし警戒しなきゃいけなくなった。



「俺は、銃をコレクションしている。ただし、君を撃つことは無いけどね」
も言われたくないけど、
「俺は、貯金が100万ドルある。ただし、君にあげる金は1ドルも無いけどね」
とも言われたくない。

どっちがマシかな?

(2016年10月25日初稿)
  1. 2016/10/25(火) 00:00:00|
  2. 留学時代
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

将棋棋士、三浦九段のソフトカンニング疑惑について

将棋界を震撼させた、「三浦九段のソフトカンニング疑惑」について、自分なりの意見を述べたいと思う。

2016年10月下旬の段階では、世間では、三浦九段VS渡辺竜王の構図となっているようだ。
三浦九段も渡辺竜王も個人的には応援しているので、この二人の対決はどっちが勝ってもつらいな。

そもそもこの事件の前提として次の背景がある。

その1:
将棋ソフトのほうが、羽生善治三冠ら超一流棋士より強いこと。

その2:
対局中の棋士が、スマホそのものあるいはスマホを用いて外部接続が出来た場合は、カンニングが可能である。

ということなのである。

その1を認めるのは、将棋連盟としてはつらい事だ。そもそも将棋ソフトのほうがプロ棋士より強いということを公然の秘密にしたかっただろう。
しかし事実は事実なので、それを認めないと規制できないのである。
もともとの将棋ファンはともなく一般人の印象はプロに対する権威がガタ落ちだろう。もし息子が、「将来将棋の棋士になりたい」と言った場合は、猛反対するだろう。ソフトより弱い人間の大局に主催者である新聞社が喜んで賞金を出すとは思えない。将棋(囲碁も同じだが)は斜陽産業である。

その2については、ドーピングをする運動選手と似ている。三浦追放派は、直接証拠となるものが無いというのが致命傷。
証拠が出なくても限りなく黒に近い灰色なんだろうな。(個人的には黒だと思う)
三浦九段がカンニングをやっていない可能性はごく僅かだがある気がする。
しかしその確率は、地球に巨大隕石が落ちてきて、生命が全滅するぐらいの確率だと思っている。

解決方法は、今後10年の間に三浦九段が順位戦B級1組から落ちた場合は即引退。
また、今回の騒動の責任を取り会長の谷川九段と理事の島九段は理事職を即辞任すべきではないか。(そもそも将棋連盟の対応が悪い)
三浦九段の処分については、連盟が決めたものだから、(事件を大きくしたと思われる)渡辺竜王の責任は無いと思う。
次期会長は棋士以外から選出するか、(ちょっと若いし酷だけど)、森内九段あたりにお願いしたらいいと思う。
  1. 2016/10/24(月) 00:00:00|
  2. 雑記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

第337話 不思議なシェーバー


「剃り残しがあるよ」
出社前、電動シェーバーで髭を剃った直後、
俺の顔を見てユンは一言。
確かに言われたとおりだ。

シェーバーの刃は、数ヶ月前に替えたばかりだし、
ときどき中の刃を洗ったりしているし、
でも、なんか最近切れ味悪い。
気のせいかな?とも思ったりしたが、腑に落ちない。

そのまま数週間が経過。
相変わらず切れ味は悪く、剃り残しがある。

とある会社の昼休み。
食後にウェットおしぼりで口を拭いたら、
ヒゲクズ(粉状の髭)が付いていた。
単なる顔の汚れではないかと思い、再確認しても、やっぱりそうだ。
「あれ?」と思い、他の場所も拭いてみたら、
やっぱりヒゲクズが付いてた。

「ナゾだ」
今まで経験したことの無いことが起きている。
「そもそも、替え刃は本物なのか?」という疑問が沸いてきた。

使用している電動シェーバーは、4年ぐらい前に買った国内一流メーカーのもので、中位機種。
買った時の価格は1万円弱ぐらいだったか。
替え刃は約2年おきに替えている。

その純正替え刃がけっこう高い。
外刃と内刃のセットが、ネット価格3,300円ぐらい。

典型的なジレット商法(カミソリ本体を安く売り、替え刃を高く売って利益を出す商法)だ。
もう少し安くならないかと調べたところ、
「メーカーのほとんどの替え刃は同じだから、持っている機種と同じ刃を使っているもので、一番安いものを購入し、本体を捨てて刃だけ取り替えると安い」
との書き込みが。
書き込みを信じて、一番安い機種を購入し、刃を入替えた。
安い機種は約2,100円。替え刃より1000円以上安い(笑)

その機種で1回ぐらい剃ってみようかと考えてたが、
安い機種だけあって、使用している素材、デザイン、形状など全てが悪いため、
本体はゴミ箱行き。

「どうして、買ったものを捨てるの?」
遥人のツッコミに対して、的確な回答ができかった。
一度も使用しないものを捨てるのが悪いのか、
替え刃を不当に高く売りつけるメーカーが悪いのか。
一つ言える事はエコではないよな。

そんなことがあったものだから、
急に切れ味が悪くなった原因を、
「安い機種の刃は、純正の替え刃と形状は全く同じだが、実はちょっとだけ中身が違うのでは?」
と考えるようになってしまった。

いくら考えてもわからない。
定期的に水洗いしているにもかかわらず、
切れ味が悪い。

電動シェーバーの仕組みを簡単に説明する。
シェーバーを顔に当てると、伸びている髭が外刃の網の目を通って内側にある内刃にあたり、内刃が細かく左右に動くことにより髭が切れるのだ。

そこでダメでもともと。
内刃と外刃を一つずつ本体から丁寧に外し、よく見た。

外刃の網の目は、無傷で問題なし。
内刃は、2個1組だ。
Uの字の刃が30個近く並んでアーチいる。
その内側が黒くなっていたが、
それは、Uの字の内側にある器具の一部だと思っていた。

「ん?」
メガネを外して内刃をよく見てみた。
黒いプラスチックの部品だと思われるものが、内刃の内側を埋め尽くしていた。

「もしやこれは?」
普通に水洗いするだけでは、何も変化が無かった。
しかし本体から取り出した内刃に勢いよくピンポイントで水を当てたところ、
内刃の内側から黒い物質が飛び出てきた。
どんどん水を当てると、内刃の内側の物体は全て取れ、綺麗になった。

「そういうことか」
一瞬でわかった。

普段は、シェービングクリームやジェルなどを付けずに
乾いた状態で髭を剃っている。
だから、剃り終わったあと、外刃を外すだけで、剃ったあとの髭の粉は、簡単に捨てることができる。

いつだったか、気まぐれでシェービングジェルを顔に塗ったあと剃ったことがあった。
実際そのほうが肌に優しく綺麗に剃れる。

シェービングジェルは、外刃から中に入り、
水分+ヒゲクズ+シェービングジェルが、内刃の内側に入り込んでしまい、
そのまま粘り気のあるヒゲ粘土状態になったのだ。
それが水分が適度に抜けて強固なものになり、
普通に外刃を外して水洗いしたぐらいじゃ、取れなくなっていたのだ。
本体から内刃を取り出し、掃除して初めて取れた。
近頃(近視の)老眼が進んでしまい、細かいものが見えくくなっているのも、
原因が究明できなかった理由の1つかもしれない。

刃の切れ味が悪くなって剃り残しがあったんじゃなくて、
シェーバーの中のヒゲ粘土がノリの役割をして、剃ったヒゲクズが顔に張り付いていた。その結果として、剃り残しがあったように見えた。
だからウェットおしぼりで口を拭いたら、ヒゲクズがそれに付いていたのだ。



最低だ。

(2016年10月22日初稿)
  1. 2016/10/22(土) 00:00:00|
  2. 結婚生活
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。